シベリア鉄道9400キロ (角川文庫 (6230))電子ブックのダウンロード

シベリア鉄道9400キロ (角川文庫 (6230))

strong>本, 宮脇 俊三

シベリア鉄道9400キロ (角川文庫 (6230))電子ブックのダウンロード
によって 宮脇 俊三
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内容紹介 ついにロシア号と対面‐ワイン・レッドの車体に白帯を巻き、横腹に「モスクワ=ウラジヴォストク】の標示板。いよいよ列車は、氷雪と白樺のシベリアを、一路モスクワへ…。(小池滋)
シベリア鉄道9400キロ (角川文庫 (6230))を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
シベリア鉄道に乗ってヨーロッパへ、というのは戦前から「欧亜連絡」として当時の時刻表に載っているというところからスタートしています。国際連盟脱退の松岡洋右がこれで帰ってきたことや、ベルリン・オリンピックに出場した選手も利用したはず、という文章を読むことで、歴史的にも空間的にも夢の広がる旅が始まろうとしています。とはいえ、1982年当時、まだソ連時代ですので、サービスなんて期待できない「シベリア鉄道」のロシア号に乗り続けて6泊7日の列車移動というのは想像しただけで大変です。そんな鉄道紀行をユーモア溢れる文章で宮脇俊三さんが綴った名著『シベリア鉄道9400キロ』を再読しています。ロシア号に乗るまでの旅の道中も興味深いです。横浜から出港したバイカル号は低気圧に見舞われ大変な航海となり、船中の様子は悲惨なのですが、どことなく笑いが感じられるのは筆者の人柄でしょう。同乗のSKDへの関心もまたクスクスとした笑いを誘います。ナホトカ港につき、ハバロフスク行きのボストーク号までで、本書のほぼ半分ぐらい記載されているわけで、それだけ面白いエピソードが多かったと言えるでしょう。それと比較しますと、それ以降のロシア号の道中は比較的単調なせいか、面白い記述は少なくなっています。最もそれだけこのルートを乗りとおすことの困難さが現れているように感じましたが。ソ連時代における四半世紀前のシベリア鉄道の実情と現在のロシアの鉄道の旅とはかなり様変わりしていることでしょうが、シベリア鉄道の紀行文を他に知らないこともあり、やはり本書がこれからこの旅程をたどる人に有用な書籍であるのは間違いないでしょう。

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