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オペラ座の快人たち―青春のロンドン交友録

strong>本, 益田 洋介

によって 益田 洋介
4.1 5つ星のうち1 人の読者
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内容(「BOOK」データベースより) いい趣味を持つことを贅沢とはいわない―真剣に、夢中になって、秘術を尽す、粋な人間、粋な風情、愉快な青春のロンドン交遊録。第12回潮賞ノンフィクション部門受賞作。 内容(「MARC」データベースより) エンジニアであった「私」は、思い立って法律を学ぶため、すべてをかなぐり捨ててロンドンへと旅立った。志を立てるにしてはもう決して若くはなかった。真剣に、夢中になって、秘術を尽す、愉快な青春のロンドン交遊録。
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著者は理工学部を出て熊谷組に就職、技術者として働いていたが、33才にしてイギリスへの留学を決意する。しかも、分野違いの法学を学び、イギリスで弁護士になろうとするのである。そして、見事にイギリスで法廷弁護士の資格を取ってしまう。そんな人物がイギリスでの生活を点描したのが本書。書き出しは唐突。いきなり駆け出し弁護士時代の話から始まっている。留学前後、学部時代、弁護士試験の話などがまったく語られていないのは残念。しかし、弁護士仲間には癖の強い人物が多く、内容は実に魅力的。と思うと、いきなり熊谷組のロンドン支店長になっている。ここではフライフィッシングやアスコット競馬、ヘンリー・レガッタなどスポーツの話が並べられる。また、美食についても頁が割かれている。イギリスの上流階級の人たちとの付き合いは、実に華やかだ。出てくる人物はみな魅力的だし、エピソードも生き生きと描かれている。文章にもユーモアがある。隠れた名作と思う。しかし、構成力が乏しく、話が分かりにくいのが難点。とはいえ、書き慣れれば素晴らしいエッセイストになったと思う。残念。

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