江戸の読書会 (平凡社ライブラリー)本pdfダウンロード

江戸の読書会 (平凡社ライブラリー)

strong>本, 前田 勉

江戸の読書会 (平凡社ライブラリー)本pdfダウンロード
によって 前田 勉
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内容紹介 近世、全国の私塾、藩校で広がった読書会=会読、その対等で自由なディベイトの経験と精神が、明治維新を準備した。思想史の傑作! 内容(「BOOK」データベースより) 儒学の学習のために始まった読書会=会読は、すぐに全国にひろがり、蘭学、国学塾でも採用された。それは身分制社会のなかではきわめて特異な、自由で平等なディベートの場、対等な他者を受け入れ競い合う喜びに満ちた「遊び」の時空でもあった。そこで培われた経験と精神は、幕末の処士横議を、民権運動の学習結社を、近代国家を成り立たせる政治的な公共性を、準備するものでもあった―。具体的な事例をたどり、会読の思想史を紡ぐ傑作! 商品の説明をすべて表示する
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"会読は、複数の人が定期的に集まって、一つのテキストを討論しながら共同で読み合う読書・学習方法である。この方法には、相互コミュニケーション性、対等性、結社性という3つの原理があった。"江戸の読書会、会読を巡る思想史である本書は予想以上の知的興奮をもたらしてくれる。個人的には、拙いながらも毎月読書会も主宰している立場からタイトルに惹かれて本書を手にとったわけですが。江戸時代のご先祖さまたちが、中国の科挙制度などと違い勉強することが【必ずしも出世に結びつかない】時代において、ただ知的好奇心から様々に工夫をこらして学ぼうと切磋琢磨していた事実を知り、何とも誇りに感じました。また、例えばアクティブラーニング、フューチャーセンターといった外来からもたらされるカタカナ言葉をありがたがる風潮が変わらず今もありますが。そういった事が、既に江戸時代の会読において【当然のように実現していた】ことをこちらも初めて知り、なんとも時代は無条件に右肩上がりで進むのではなく、何度も繰り返すというか、そんな不思議な感慨にとらわれました。読書会を主宰している、あるいはよく参加している誰かに、また江戸時代の教育について関心がある誰かにオススメ。

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