創造的論文の書き方
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によって 伊丹 敬之
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商品説明 ――「いい研究」の定義、「いい文章」の定義には、それぞれ2つのキーワードがある。研究の場合は、「意義があると思える」と「たくみに迫る」であり、文章の場合は、「説得的に」であり、「わかりやすく」である――。 本書は、一橋大学の有名教授、伊丹敬之による論文作成のための心得集である。単なる文章作成マニュアルに終わるのではなく、論理的に正しい論文とは何か、読み手を正しく導くための注意点は何かを、生徒たちとの議論を交えながら説いている。 本書の約半分を占める生徒たちとの対話では、生徒たちの自省を通して、書き手が陥りやすいワナを見事に指摘している。少数のアメリカ企業を取り上げて一般化してしまう、つながっていないのに文章でごまかしてつなげる、などの例を読んで反省する人も多いのではないだろうか。 もう半分の「概論編」では、研究のしかたと文章の書き方を指南している。全体的に、正しい論理構成やデータの扱い、仮説の検証などに紙数が費やされており、長い目で見れば、手っ取り早い文章マニュアルよりも役に立つ。 文章術に関しては、明確な書き方は示されていないが、「アウトラインを準備する」「『構造』あるいは『流れ』で(文章の)つなぎを作る」といったアドバイスは、書き手にとって有益だろう。社会科学の研究に携わる研究者やビジネスパーソンに、ぜひおすすめしたい1冊である。(土井英司) 内容紹介 論文の書き方とはつまるところ研究のしかた考えかたなのだ,という強烈にして当然のメッセージを,学生の悩みに答え,著者の経験を整理し,指導の現場からの手引きを開示してアドバイスする。ハウツーやマニュアルをはるかに超えて展開する,新・学問のすすめ。 内容(「BOOK」データベースより) 本書は、創造的な論文の書き方について、著者の経験からいま著者があるべき姿と思っていることを書いた本である。 内容(「MARC」データベースより) 論文という一つのアウトプットを作り上げるプロセスで必要とされる本質的な思考は、さまざまな世界でものを作り上げている人たちの本質的思考と通じるものがある。創造的な論文の書き方について著者の経験から語る。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 伊丹/敬之 一橋大学教授。1967年一橋大学商学部卒業。1972年カーネギー・メロン大学大学院博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
創造的論文の書き方を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
この本のいちばんの売りは、概論編第2章第三節「三つの証拠、三つの説得法」のところであろう。論文の中核は仮説と証拠からなり、その証拠は1)データという証拠、2)熱い記述という証拠、論理という証拠に分かれ、それぞれその証拠を示すときに陥りやすいワナがある・・・というようなことが、きっちりと書いてある。このあたりの商品価値は極めて高い。類書には書かれていない。実際に大学院で教員から論文指導を受ける中で、非言語的に何となく学ぶことになる事柄が、しっかりした論理で分かりやすく書かれている。また、論文の書き方や研究の方法を学びたい人に対して、「文章が論理をドライブしてくれるような文章を書いていると思える人の本を、たくさん読むことを勧めますよ」と言っている。文章が論理をドライブするとはどういうことか?私なりの理解は次の通り。すべてを自分の頭で考え抜いて、それを文章にするのではなくて、キー概念の定義をしっかりと固めた上で、アウトラインを考え、あとはキーボードをたたく指に任せて惰性で書いていくようなイメージである。全部を頭で考えていると疲れてしまう。おおよそを頭で考えた後は、身体に任せる。文章が論理をドライブしてくれるような文章を書いている人として、著者は、山崎正和、司馬遼太郎、福田恆存の三人を挙げている。山崎からは論理の展開、うねりやひねりを、司馬からは文章のリズムは人間を見る目を、福田からは論理を学んだと書いている。論文の止めを書くときに気をつけるべき事として「自分を広げようとするな、自分は何の一部であるかを考えよ」とまとめている。この言葉も頭にずーーんと残った。
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